道路工事での妙技
2010年 07月 01日
そして今日は、香港特別行政区成立記念日で祝日です。文字通り、香港が中国に返還されて特別行政区になった日。1997年の事だったんですね。
と言うわけで、普段道路工事や建設工事でやかましい香港も、休日と祝日はほとんどの工事はお休みなので静かです。
平日はどんなに交通量が激しくても、マイペースで道路工事をしていたので、その様子を。
香港は至る所で、道路工事がしょっちゅう行われています。先日行った玉器市場の帰りに見かけたのがこちら、九龍(カウロン)駅前の交差点。午後3時を過ぎても陽射しが高く蒸し暑い中、車の量も多く、交通整理のためにおまわりさんも数人出張ってます。
激しく行き交う車をすり抜け、ロープが1本、路面に張られました。すると、数人の男性がそのロープに沿って何やら作業を始めました。おまわりさんも交通整理そっちのけで、作業員の手元を見つめます。
手前背中を向けている人が持っているのは、柄の先にお弁当箱くらいの枠が付いた物。その枠に隣の作業員が持ったバケツから白い液体が流し込まれます。すると、白いセンターラインが引かれていくではありませんか! 日本で見た時はセンターラインは結構大きめの機械をベビーカーのように押して引いていたような気が。。。。?
こちらでは職人技です。彼らの絶妙なコンビネーションで、ラインが着々と引かれていきます。そして3人目の作業員が手にしているのは水の入ったボトル。ジョウロのように水が出て、引かれたラインにすぐさま掛けられ冷やされます。信号が変われば、引いたばかりのラインの上を車が走るからなんですね。
作業員もこちらに気付いてピースサイン。すぐ後ろを大型バスが通過してますが、気にしません。
なかなかフレンドリーなオジサンで、おまわりさんに至っては、あっちの同僚を撮れと言わんばかりに、サインを送って来ました。
その脇で、メインの交差点の路面工事も終わりを迎えようとしていました。アスファルトを機械で押し固めたそのすぐ側から、消火栓から引いたホースで水をジャバジャバ。すぐに道路が使えるようにするため何でしょうね。暑いから水を撒いたら、作業員も少しは涼しくていいのかも。
それにしても、皆さん本当に働き者です。