安否確認 ー元気ですー
2010年 10月 19日
たぶん、日本の本社だと思われます。
どうやらここ数日過激化している、中国の「反日運動」の影響を心配して、海外駐在員の安否確認をしているようです。
昨日の月曜日は、16日(土)の「重陽節」の振替休日で会社は休みだったので、旦那さんは食材の詰まった買い物バッグを片手に、「緊急連絡網」の電話を同僚にかけまくりました。その姿は一見穏やかなので、傍目にはそんな緊迫した電話をかけているようには見えず、ギャップを感じました。
お陰様で、ここ香港では(特に私の身近では)「反日運動」のかけらも見ることは無く、同僚たちも皆元気でした。
先週、お隣廣州の深圳(シンセン)へ行った同僚も「反日運動」は見なかったと言うことでした。
「反日運動」も過激な所は日系商店のガラスが割られるなどしているようですが、ずいぶんと地域差があるようですね。
ちなみに「重陽節」とは旧暦九月九日のことで、昔は王しか使うことが出来なかった陽の数字「九」が重なるので、こう名付けられたそうです。おめでたいのかどうか、今ひとつわかりません。
漢の時代、易者が王に、旧暦九月九日に一家揃って山に登るよう忠告したそうです。山から帰って見ると、村は皆殺しにあっており、王一家は難を逃れたという故事があり、それにならって、今でも山へハイキングに行く習慣があるそうです。
「重陽節」は敬老の日でもあるそうです。でも、残念ながら街中で“重陽節だから”と言った、「中秋節」のような盛り上がりは見ることは出来ませんでした。